平成29年9月ご挨拶

安倍首相による衆議院の解散と、私の若狭新党への参加の経緯

皆さんが驚かれた今回の安倍首相の衆議院解散は、私にとっても驚きでした。本来なら衆議院選挙は、国民が日本の未来について各政党のビジョンを理解し、選択を行う機会ですから、各政党が政策を出していないこのようなタイミングでの選挙は適切でないと思います。しかし、解散が首相の専権事項だとされる現在では、私たち政治に携わるものは、総選挙までの限られた時間の中で、可能な限りの政策提言と、市民の皆さんへの働きかけを行わなくてはなりません。

皆さんにお伝えしていなかったのは申し訳なかったのですが、私は昨年から、小池都知事が塾長の「希望の塾」の政策立案部会や、若狭衆議院議員が率いる「輝照塾」に在籍し、研修を受け、政策立案をしてきました。かねてから考えていた「地球温暖化対策」に加えて、「少子高齢化対策」や「貧困問題の是正」について、自分のオリジナルの政策を持つようになりました。そんな中で、私は新党結成につながった若狭・小池氏の考えに触れることになったのです。

新党結成のキーになる考え方について

小池知事、若狭氏はどのような政党をつくろうとしているのでしょうか。
小池知事の行っている「東京大改革」では、都政の透明化や、行財政改革の推進、あるいは、セーフシティー・ダイバーシティ―・スマートシティーなどが基本方針とされていますが、東京都という世界最大のメガロポリスの現実の中に「思想」が埋没して、その方向性が分かりづらいです。小池都知事、若狭議員の話を何度もお聞きする中で、私自身は、今回の改革運動の根本は、若狭氏が輝照塾の開講にあたってお話しされた、次のポイントにあると確信しました。

若狭氏は、バックキャスティングによる政治に取り組みたいと仰いました。バックキャスティングに相当する日本語はありませんが、現在から未来を予測するフォーキャスト(未来予測)の反対の意味で、こんな未来を作りたいから、今これをしないといけない、というふうに考える考え方のことです。

地球環境問題、少子高齢化問題、年金などの社会保障の問題で、現在のやり方を続けていくと将来的に破たんすることが誰の目にも明らかになっています。どんな持続可能な未来を構想するかを議論し、そこに至るべき政策を作り上げる、そんな思考をする、能力のある、2050年の日本を作れる政党が日本に必要だと仰います。

そのような思考、政策づくりを行うためには、最低限、しがらみのない人たちが集まらなくてはならないし、族議員や官僚と少なくとも対等に話ができる人たちが集まらなくてはなりません。

私は、吹田市の問題をとりあえず横に置くとすると、地球温暖化対策に取り組みたくて政治活動をしてきました。この新政党には、私の働ける場があるのではないかと期待しています。議員になれば、これまでの私の活動を超えた、より大きなインパクトを日本の政治に対して与えられるのではないかと思います。

皆様のご支援をよろしくお願いします。