私の比例中国ブロックでの出馬について

希望の党小池代表と日本維新の会松井代表との間で、両党の東京、大阪における「すみ分け」が合意されました。このため、私は大阪七区で公認内定をいただいていたのですが、希望の党として立候補することができなくなり、この選挙に関し、別の選択をせざるを得なくなりました。

大阪七区に留まり、無所属あるいは他の政党からの公認を得て戦うというのも、選択肢でした。心の中には、選挙区の中で、市民の皆さんの前で話したいこと、訴えたいことがはじけんばかりに溜まっていたのですが、その中身は、(具体的には後で申し上げますが)希望の党の綱領、政策そのものでしたので、無所属、他の政党という選択肢を取ることが難しかったのです。

本当を言えば、旧民進党のメンバーの割れ方を見れば、立憲民主党に行かれた菅直人さんや福山哲郎さんは、地球温暖化対策という意味では、非常に熱心な方々であり、この政党に近づくというのも、可能な選択肢だったと思います。しかしながら、小池さんの希望の塾、若狭さんの輝照塾で学び、若狭さんに国政に誘ってもらった身であれば、選挙区をなくしてもやはり希望の党で戦いたいという意思がより強く働き、若狭さんの、比例の名簿に入れるから、という説明に従って、希望の党として今回の選挙を戦うことになりました。しかしながら、ブロックとしては、近畿ブロックではなく、中国ブロックということになり、吹田や、大阪で働くということではなくなってしまいました。

私が、今回の戦いでもっとも大切にしたい、「希望の党」の考え方とは、前回の更新でも書きましたが以下の通りです。

●現在の社会の利害の調整ではなく、持続可能な将来社会を見越し、その社会をつくるのに必要な政策を、多くのパーティーの賛同を得て作り、実現していく政治
(バックキャスティングによる政治)
●貧困層や若者に負担の多い消費税の増税ではなく、世界一律炭素税による歳入を図る。
(この政策は、2050年までに、日本の二酸化炭素排出を80%削減するという、日本の対外公約を実現するためには不可欠です。私が党の政策として入れていきたいと思います)
●原発は、安全性が担保されていない上に、なによりもコストが高いので、2030年までの終息を目指し、今後は廃炉や安全・安価な高放射性廃棄物処理に向けた研究等に注力する。

もちろん、希望の党の綱領に掲げられた、「寛容な保守主義」「情報公開・しがらみ政治からの脱却」「国民の生命・自由・財産を守る」「平和主義のもと、現実的な安保政策」「税金のワイズスペンディング」「多様な人生を送れる社会を実現」は、どれも重要です。

私が、自分の「政策」ばかりに固執し、一人一人の市民を見ていないのではないか、というご批判を受けることもあると思います。

私も、本当は多くの人に会って、さまざまな苦しさの訴えを聞き、ともに考え、悩み、そして問題を解決してともに喜びたいのです。しかし、今の私にはその時間がありません。

たとえば、日本中のすべての企業や人たちに、地球温暖化対策を行っていただくためには、1000回地球温暖化対策の重要性について話すよりも、化石資源の専売制を作ってしまうことの方が速いのです。

無謀なことと、と思われる方も多いと思いますが、今回の希望の党からの公認によって、私の前に道が開けたと思います。早く、地球温暖化対策について道をつけ、そして、少子高齢化、社会保障問題を含めた、多くの問題に取り組んでいきたいと思います。

どうか皆さんご支援ください。