統一地方選挙から4カ月が経過しました。皆様にもっと早く活動をお伝えできなかったことを申し訳なく思います。5月、7月の二回の議会を経てようやく吹田市の新しい市政・議会の形が見えてきました。

山口克也、榎内智の両名は“みんなの未来”という新会派を結成し、神谷宗幣、後藤恭平、足立将一3名の結成する“吹田新選会”(ここに石川勝君がいないのは残念ですが)と協力しながら、吹田市に新風を吹き込むための活動を始めました。

山口は、特に吹田のいのちを守るため、そして榎内は、特に吹田の無駄を削るための政治活動を行います。新しい政治はすでに、吹田市で始まっています。

東日本大震災と福島第一原発事故を経て、私たちは、将来起こるかどうか不確定な大災害に対して備えることがいかに難しいかを思い知りました。私も原子力発電所は危険だと思っていましたが、自分が地球温暖化対策を中心に活動していたため、原子力の専門家をある意味信頼しており、危険に対する世論喚起をしてこなかったことを残念に思います。原発事故は大変な厄災でした。しかしこの事故による被害はまさに今、食品の放射能汚染などを通じて拡大中であり、私たちは被害の拡大を防ぐために可能な限りの努力をしなくてはなりません。そこで私は7月議会において、次のような代表質問を行いました。

●東北(特に福島)からの被災者を吹田市により多く受け入れるべき
●被災地の瓦礫を受け入れ、吹田市で処理することは、放射性物質の飛散を招くのでしてはならない
●学校教育部は、子どもたちの給食の食材が放射能汚染されないように、最大の努力をしてほしい


これに対し、吹田市および、吹田市の教育委員会は、どの項目についても最大限の努力をすると答え、井上市長は、放射性物質の混入の可能性のある瓦礫の吹田市への受け入れはしないと明言されました。

 


●エキスポランド跡地を日本の副首都に

 今回の震災で、東京一極集中がいかに危険なことかが分かりました。大阪の橋下知事だけでなく、東京都の石原知事も副首都の必要性を述べ始めました。
橋下案は伊丹空港跡地利用ですが、私はエキスポランド跡地へのパラマウント誘致案がとん挫した場合、吹田市が同跡地に対して首都機能一部の誘致を行うべきだと提案しました。

●太陽の塔を世界遺産に・自然文化園を大切に


 エキスポランド跡地に首都機能の一部が移転する場合に置いても、公園北部の文化施設は、日本の大切な歴史を象徴する大事なものであるから、決して開発を行ってはならないと訴えました。また、太陽の塔世界遺産化も進めるべきと提言しました。井上市長は、国が候補を募集する時期を待つと答えました。
(その他数項目を質問しました。「吹田市議会における質問」のページをご覧ください)

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